乃木希典は無能だったのか

日露戦争の旅順要塞攻略で有名な乃木希典陸軍大将。

彼は有能だったのか、それとも無能だったのか。

司馬遼太郎の小説「殉死」には、明らかに無能の司令官として描かれています。ですがこれはあくまで司馬史観であり、意見が分かれるところです。

映画や小説により描かれ方は様々ですが、私の乃木私感は有能無能にかかわらず、「忠義の人であり、礼節を重んじるひと。」と感じます。

彼が読んだ吟、「爾霊山(にれいざん)」を知ればこそですが。

爾霊山は𡸴なれども 豈攀じ難からんや
男子功名 克艱を期す
鉄血山を覆うて 山形改まる
万人斉しく仰ぐ 爾霊山

にれいざんはけんなれども あによじがたからんや
だんしこうみょう こっかんをきす
てっけつやまをおおオて さんけいあらたまる
ばんじんひとしくあおぐ にれいざん

自らの司令官たる二〇三高地攻城戦の激しさから、勇敢に戦った兵士を称えつつ、若くして死んでいった英霊を弔いこの詩(吟)を読んだとあります。

膨大な死者を出した自責の念を歌ったものですね。

いかに難攻不落の要塞とはいえ、その犠牲はあまりにも大きかった。

天皇陛下に「臣の罪、まさに万死に当たる。仰ぎ願わくば臣に死を賜りますよう。」と奏上したとされています。

爾霊山 一読すると堂々とした詩(吟)に思われます。がしかし、

私には漢詩絶句の法則はさっぱり分かりませんが、その法則をあえて無視して、起句と結句の両方に「爾霊山」を2回用いている理由を、様々な歴史学者が分析し、彼の心情を読み解こうと、今も様々な議論が続いているそうです。

また、この「爾霊山 にれいざん」の3字には、彼の心の底からの悲壮な心情が込められていると思います。なぜなら・・・

にれいざん = 203 二百三高地

こう読めるからです。

TOZO 永井敏

追記

うちの社長にも社員への思いやりを、もう少しだけもってもらいたいものです。(と言ったら失礼か。w)

「仕事は気合いだぞ。尻込みする前に実行しろ。」って?

恩威並行からくる言葉として受け止めますけどネ。

今、私が本心、本音を言えるのは、唯一仕事の中だけと断言できます。
そしてそれが今の私の誇りです。
人は変われるものです。もうすでに数週間前の私とは価値観からして違うのです。

乃木大将が如く、忠義と礼節を重んじ、
私こそが藤蔵として、
必要なものと不要なものの見極めを行って参ります。
この先、私に迷いは一切ありません。

全体の舵取り以外は、どうか私にお任せください。

では。

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