涙がこぼれそう

電話探した、あの娘に聞かなくちゃ。

俺さ、今どこ?

キツネとモグラ 、キスしてる。 横目で見る。

純粋って何?誰か俺に教えてよ。

何がどうしたの、わかんない。 聞きたくない。

クツが 片方どっかに 消えた。

涙がこぼれそうでラブコール。あの娘にラブコール。

涙がこぼれそうでラブコール。あの娘にラブコール。

チバユウスケ、アベフトシ

もっともっと、彼の声が、彼のギターが、聞きたかったな。

どうして才能あるヤツらは、早く逝ってしまうのだろう。

反省ごといっぱいの一日でした。

そしたらふと、彼の声が聴きたくなって書きました。

TOZO 永井敏

*本日3月14日の生コンクリート打設、気温は高いのですが、きまりはきまり。3月16日に2日足りないから6N増しの温度補正で打設です。

*事前に書面にてご案内致しましたが、中島12号線をご通行の皆様には、早朝から大変ご迷惑をおかけ致しました。皆様のご理解ご協力に感謝申し上げます。


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株式会社 藤蔵ホーム(燕市・木造新築住宅・工務店)

ネームド(named)とモブ(mob)

ドラマ、映画などで、固有の名前を持つ者と、持たない者がありますね。

ネームド(named):固有名詞有り/モブ(mob):固有名詞無し。

もの造り、特に建築の世界のなかではどうでしょうか?

設計者がいて、施工者がいる。またのそ施工者の中でも協力業者様の代表、そして実際に現場で手を動かす職方の皆様がいる。或は資材を調達・運搬する商社の方々。解体、産業廃棄物を運搬・処理して下さる方々がいる。

これは私見ですが、全てがネームド(named)だと私は思っています。

確かに設計者はお施主様のご希望に沿った建物を提案し、その作業の流れのなかでは上流に位置します。あくまで上位ではなく上流、その建物の本質を突き、寸法や形、法規、色彩、デザイン、通風、雨仕舞…挙げれば限りがありませんが、それを具現化するための『作戦図』を示す必要があります。

そう考えればこれも私見ですが、設計者は限りなくモブ(mob)よりな、ネームド(named)でなければならない立場であると考えています。

当然、設計の監理の部分では、現場を視て変更の決断を、早急に迫られる場面に遭遇したりします。

先読み、舵取りを担う設計者が現場の進捗のなかで、些細な油断が大きな手直しに繋がるリスクは、あってはならぬことと解りながらも、実際に起こることは想定しておかなければなりません。(リスクヘッジとして、そのポイントは図示せずも、リストとしてまとめておきますが。)

とすれば、設計者とは、限りなくモブ(mob)よりなネームド(named)であるべきと考えます。

なぜならこの考え方を穿き違えると、計画フローのなかで上流である本質が、完了時に『カタチ』として正確に具現化されないと、私は思うからです。

まあ、油断大敵。

設計者にはそれだけの責務がありますが、施工者の皆様他の理解と協力なくしては、だだの絵描きで終わりますからね。

TOZO 永井敏

*この曲、前にも載せましたね。消されたので再UPです。(字幕ONがおすすめです。)


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アメリカ合衆国

この国への憧れ、それは『自由』。

渡米経験は3回。

最初は横浜のアトリエ系設計事務所に在籍中に、メキシコの遺跡を見に行ったときです。当時所長の故磯城弘一氏の発案でした。アメリカはメキシコへ行くための足掛かり、いわば観光です。

危険だから一人で出歩くなと言われておりましたが、なにせ20代前半の好奇心。これは抑えられる訳もなく、当然無断外出。だってここは自由の国アメリカ!

好きなだけ当時のアメリカの『消費』のみに注がれた街造りを堪能しました。翌朝おおいに叱られましが、メキシコでも同じことをしました。これはもう呆れられ、叱られもしませんでした。

そのときは危険なんて頭になかったですね。あるのは好奇心だけ。

汚れたGパンとTシャツ姿なら、逆に知らないメキシコ人から、テキーラをいっぱいおごってもらったことを覚えています。

2度目、3度目は、新潟に戻り地元ゼネコンに入社し、ある企業の社屋・配送センターの設計担当となって、お施主様と一緒に既存の建物を視察したときです。

毎日のベルトコンベアだらけの建物の視察は、初日から飽きてしまいました。ですがお施主様とご一緒ですから、顔にはとても出せません。また、そういった施設は田舎町にあるので毎日飛行機での移動です。これにも参りました。パイロットはいい加減で、機内でアナウンスされるのは、❝どこどこが故障したから揺れますが、心配はいりません。❞そればっかりでした。イヤイヤ、心配するわ、それ。

だだその視察時に感じたことは、すべての建物の構造体メンバーが小さく、明らかにハリケーンなどが来れば吹き飛ぶような建物ばかりでした。

ガイドに尋ねると、❝アメリカではすべて保険でまかなえるから、お金をかけて頑丈には作らない。イニシャルコストが優先。もちろん働く人たちが逃げ込むシェルターは各所にあるから大丈夫。❞とのこと。(シンガポールも同じでしたね。躯体がとにかく細い。なぜなら地震が無いからだそうです。)まあ、衝撃的でした。

今ではアメリカでも、環境や資源の問題から、『スケルトン・インフィル』の考えが主流。

当然我が国日本も地震大国であると同時に、この考え方に近くなって、今では世界一建築基準法が厳しい国となって久しいですね。

時折、今のアメリカの街並みは、どうなっているのだろうと考えます。

まあ、あの歓楽街の派手さは、あえてあのままであって欲しと感じます。20代の私が胸の高鳴りはそのまま、ド派手であって欲しいからです。

アメリカで一番美味しかったもの。

高級ホテルのディナー、大きなステーキ、寿司バーより、吉野家の牛丼が一番でしたね。(生姜はありませんでしたが。)

TOZO 永井敏


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たしかなこと

『いくさで迷いは命取り。』

なんて考える、今日は打合せのない日曜日。

だったら、『たしかなこと』から順番に並べてみよう。

頭の整理も兼ねてね。

でも『たしかなこと』って少ないな。

そうか。

『たしかであって欲しい』ことがいっぱいかも。

さてどうしよう。

どうにだってならないことは、どうなってもいいことかもね。

明日考えよう。きっとなんとかなるさ。

TOZO 永井敏


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専念寺様 内外修繕工事開始

専念寺様 内外修繕工事の着手に入りました。

交通量の多い道路からのアプローチになりますもので、搬出入並びに各職方の場内駐車に際しましては、細心の気配りを以て第三者災害防止に努めるよう、注意喚起致しましたところでございます。

近隣の皆様におかれましては、何かとご迷惑をおかけいたしますが、どうかご理解を賜りたく、御願い申し上げます。

TOZO 永井敏

古瀬様邸 新築工事におかれましては、内部:器具付け、ドア吊り込みを残し、外部:給排水衛生の外部配管を完了させたのち、外部左官工、並びにコンクリート舗装工(外構工事)となります。

今年は暖冬と言えど、やはり朝晩は氷点下。無理な寒中コンクリートでの舗装は、強度が上がり過ぎてクラックの元。契約工期内とはいえ、悩ましいところです。

TOZO 永井敏


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SISU シス 不死身の男

劇場公開日 2023年10月27日のフィンランドの映画です。

タイトルは『SISU』ですが、『不死身の男』とサブタイトルが付けられています。

1944年第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、敗走するナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(彼がSISUです。)が、金鉱夫をしている場面から物語は始まります。

掘り当てた金を運びに、フィンランドの街に戻る途中、敗走ナチス・ドイツ兵に金を奪われそうになり、幾度も殺されかけます。

ところがこの主人公、どれだけ痛めつけられ致命傷を負っても立ち上がるのです。そこがサブタイトルの『不死身の男』となった所以でしょう。

しかし、不死身の人間などいる訳は無く、その意味は物語中盤に分かります。

ネタバレになりますが、

ナチス・ドイツ兵に捕らえられた女性から、彼の素性の説明があります。

『彼は不死身じゃない。死のうと思い至らないだけ。』

『肝心なのは、強いかどうかではない。』

『彼はあきらめない。絶対に。』それだけ。

(SISUを演じる役者はヨルマ・トンミラ、65才です。CGではない彼の動きは凄まじいものがあります。)

なぜ今この映画の、この、SISUの姿勢をここに書いているその理由。

それは、『あきらめない。絶対に。』にの言葉に、今の私の心の奥の奥、秘めた思いが重なるからです。

付け足すなら、『目的のためならあきらめない。絶対に。』ということでしょうか。

私は社長ではありませんが、経営者側として進むべき舵取りを迫られる立場にあります。会社として出来ることは出来て当たり前。その先の先にある、辿り着きたい目標に向かって、出来ないとなど微塵も思わず進み、先陣を切り、皆を奮い立たせる立場にあります。

人の生涯は短い。だからこそ目標はひとつだけに絞る。

そして、それに付随するものの中から、必要なものは残り、不要なものは消えていくでしょう。それらには何ら未練も執着もありません。

私に必要なものは自然と残り、あとは消えていくでしょう。多くは望みません。

『藤蔵』が、皆様から信頼され続ける会社であること。

『その心もちと信念を貫く、ゆるがない1本の軸の置き場と覚悟を。』

そうです。口数の少ない『SISU』爺さんから伝えられた私は、

これのみを私の信念として貫き通す覚悟を、

自問自答のなかで選んだのです。

TOZO 永井敏


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いま、このときの季節

めまぐるしい毎日。季節は冬なのも忘れてしまう。

それに天気もめまぐるしい。現場の段取りは毎日が日和見。

でも、それでいいんだ。想定内だから。

晴れたと思ったら、急な吹雪。そしてすぐに解ける。

雨になり、曇りになったりもする。

私の躯の時間がおかしくなったのだろうか?

早く補正しないと。

早く、早く。道を間違うから。

と、焦る。

でもそれ、きっと違うな、って自分がここにいる。

道はけして間違っていないから。

一歩踏み出したら、そちらに希望がある。

そしてその確信は、私のなかに強くしっかりとある。

誰かに、どれだけの強さかって?聞かれたら。

寒中コンクリートの強度さ。って答えよう。

TOZO 永井敏


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2024年 新年のご挨拶

2024年1月4日 謹んで新年のお慶びを申し上げます。 旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

本来であれば例年元旦に新年のご挨拶として、皆様へのご挨拶文を書かせて頂いております。しかし今年は予想だにしないことが立て続けに起こりました。

そして1月も既に4日と、時間だけ過ぎてしまいました。

『謹んで新年のお慶びを申し上げます。』とは、なかなか綴れない年の初め。

まずは謹んでこの度の震災に際し、心よりお見舞い申し上げます。また一日も早い復旧をお祈り致しております。

また我々の新潟県でございますが、震度6弱 M7.6という大きな横揺れ。身近にも被災というかたちにより、至急協力頂きたい旨のご連絡が入り、各方面へ動き回る1日から3日でございました。

誤解を怖れず狭義の解釈で申し上げれば、あくまで身近に限りますが、お怪我をされた方が一人もいらっしゃらなかったこと。これが唯一救いであったと感じております。

さてここからがご挨拶となりますが、今年は辰年ですね。

辰とは竜(龍)のことですが、十二支では唯一空想上の生き物です。十二支は大陸からの文化ですから、その時代の人々からは実在する生き物と同等か、それ以上の存在だったといえるかもしれません。私の竜(龍)のイメージとしても、「力強い」「勇ましい」、あるいは「神秘的なパワー」を思い浮かべます。

しかし竜(龍)の故事ですぐに思い浮かべるのは、「竜頭蛇尾」、「画竜点睛を欠く」でしょうか?

これは前述の震災に繋がります。

・初めは勢いがあるが、終わりがふるわないことのたとえの「竜頭蛇尾」。

・最後の肝心の部分が抜けているために、不完全な状態となってしまうことのたとえの「画竜点睛を欠く」。

これらを鑑みれば、新年早々の震災からの用心の感覚感性を忘れず、その締めくくりは、描いた竜(龍)の目を最後にしてしまい、天に戻って行ってしまった。などとならない為にも、『努努油断召されるな。』の教訓のもと、社員一丸となって油断なく業務にあたること、またその舵取りについても私自信油断しない。となります。そしてそこに『神秘的なパワー』を与えて頂き、前進・飛躍としたいと考えております。

本年も変わらぬご交誼を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

株式会社 藤蔵 代表取締役社長 永井文雄

株式会社 藤蔵 専務取締役兼管理建築士 永井敏


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世界の終末が明日であっても

コンスタンチン・ビルジル・ゲオルギウという、ルーマニアの詩人をご存知でしょうか?(ゲオルグ・ゲオルギウ(・デジ)とは、全くの別人です。)

彼の有名な言葉。

たとえ世界の終末が明日であっても、私は今日リンゴの木を植える

があります。

実は長年この言葉を、開高健が色紙に書いていましたので、彼の言葉と思い込んでおりました。

しかし、石原慎太郎の国会質疑の中で紹介されたことをきっかけに、ゲオルグの文章と分かりました。

たとえ世界の終末が明日であっても、私は今日リンゴの木を植える

どのようにも受けとめられます。広義の解釈と狭義の解釈。

たとえ世界の終末が明日であっても、私は今日リンゴの木を植える

狭義の解釈で、自分に当てはめればどうでしょうか?

好きな仕事(物造り)は、最期のその一瞬まで、無心に貫き通すということでしょうかね。

とまれ。

小説:坂の上の雲の言葉を借りれば、

明るく楽天的な明治という時代人の体質であるならば、前をのみを見つめながら歩く。とあります。

『のぼってゆく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて坂をのぼってゆくであろう。』

広義の解釈でもやはり同じ意味合いを持つと思います。

だから私は、

たとえ世界の終末が明日であっても、私は今日リンゴの木を植える

TOZO 永井敏


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F様邸 新築工事 上棟

11月26日(日曜日)F様邸 新築工事 上棟となりました。

ご近隣の皆様におかれましては、揚重クレーン作業につき、中島12号線の一部を通行止めとさせて頂くことに、ご理解とご協力を賜わりました。

誠にありがとうございました。

皆様のお力添え、お引き立てのおかげをもちまして、無事上棟となりました。

今後も車両の出入り、並びに搬入等がございますが、細心の注意を払い施工に当たらせて頂く所存でおります。

何卒宜しくお願い申しあげます。

TOZO 永井敏

*写真は日没直前の上棟後の写真でございます。曇天、夕刻の風情ですが、私の心もちも、上棟となればひとときの安堵感を覚えます。


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