エドゥアール・マネというと、皆さんはまず、「笛を吹く少年」を思い浮かべると思います。マネと言えば、写実主義・印象派と、詳しい方ならご存知の通りです。
私は学生(主に中学)のころ、絵画の○○主義なんてことはわからずも、図書館で画集をよく見ました。その中に、通称:酒場の女「フォリー・ベルジェールのバー」を見つけました。
ここで、思春期の匂いのする少年(Smells Like Teen Spirit)が思ったのは、当時好きだった女の子(よく話をしましたが、ついに好きと言えませんでした。)にとてもよく似ているということです。
「見せたいものがある。放課後、図書館で。」と。彼女は軽くOK。
彼女に見せ、似ていると話すと、なぜか怒り出しました。
「私、こんなに太っていない・・・。」
それっきり、卒業まで口きいてもらえなかったと記憶しています。目元とか似ていると思ったんだけどな。
ところが卒業式のとき、ボタンを欲しいと言われ有頂天。でもその後は学校も別々で、それっきりです。
今なら絵画を見るときは、ゆっくりと時間をかけ、別の視点からも見るかと思いますが、その時の少年の感性は、取り戻したくとも、取り戻せないものかもしれませんね。すこし残念です。(あんまり変わってないって?まあ、精神年齢は低いと自分でも思いますが。)
TOZO S
あ、前回のコウモリのモリオは、無事治って帰っていきました。