私の宝物の道具一つ、リールの話です。
左は一番のお気に入り、カーディナル33。右はカーディナルC3。
皆さんはアブ・ガルシアという会社をご存知でしょうか?釣り好きの方なら当然ご存知のはずですね。なんと1921年にスウェーデンのスヴェングスタ(どこですか?そこ。)というところで創業。創業当初は懐中時計を作っていたそうで、エンブレムはなんとスウェーデン王室御用達のマークです。(別にブランド好きではありませんが。)
C3は往年の名作33のカラーを引き継ぎながらも、現代的な形をしています。使い勝手も33よりC3が上です。サイレントなC3に比べ、33はベアリングの音が手に響きます。
・・・なのですが、ほとんどC3は使いません。33をオーバーホールに出しているときとかに、中継ぎのように使う程度です。
使いにくいリールを、わざわざなぜ使うのか?
それはやはり機能美にあります。シンプルで無骨でチープな感じですが、ムダが全くないところがよいのです。
ただ釣れればよいのではなく、自分と気の合う道具と至福の時を過ごすことがうれしいのです。
そう考えると、デザインとはなんと奥が深いものなのでしょう。私もこんな名作をと、日々苦悩し、奮闘しております。もちろん好きなことですから、楽しみながらですが。
それにしても、釣りに行く時間が全然ないなぁ・・・。
TOZO S