N様邸 新築工事 杭工事開始

お施主様のご要望により、既存地盤面の形質変更を行わず、「地成りのまま」を維持した地業工事計画として、設計させて頂きました。

基礎フーチングが3段階に切り替わる構造となるため、杭頭天端の管理(この場合は監理かな。)におきましては、数ある杭工事のチェックポイントの中でも特に重きを置きました。

前述で「3段階に切り替わる構造」と書きましたが、それ故にフーチングと立ち上がりの一体打設は避け、布基礎としたうえで防湿コンクリートの土間コンクリート打設となります。

フーチングの段差部分についての定着はもとより、配筋の正確さの管理が特に大切と言える布基礎。

継手長さ=45d、定着長さ=40d。

そして何より大切なのは、フーチングの段差部ハンチ廻りについて、重ね位置を絶対に同一にしないことがあります。

話が次工程の基礎工事に飛んでしまいましたが、詳細は基礎工事にて。

杭工事にお話を戻しますと、

杭芯のついては当然ライブロードが伝わる軸力下、つまり柱下に杭となりますが、フーチングの段差部ハンチ廻りについては、下がったフーチング側をしっかりと杭が支えるよう、図面でも分かりやすく図示し、

事前打合せ→杭芯出し→杭打設の適正工程及び工程内検査を行っております。

TOZO 永井敏


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株式会社 藤蔵ホーム(燕市・木造新築住宅・工務店)

専念寺様 庫裡改修に伴う、削井取水工事・消雪ポンプ電源工事 進捗状況

ご近隣の皆様におかれましては、発電機等のエンジン音、及び掘削時の振動・騒音等、ご迷惑をおかけ致しましたことと同時に、着工前の事前ご挨拶の折には、工程内にかかる事象につき、ご理解を賜わりまして誠に有難うございました。

あとは、受電・試運転調整となります。

完工までには今しばらくかかりますが、振動・騒音の類はございません。

完工まで最新の注意を払い、工事を行わせて頂きます。

ご近隣の皆様のご理解に、心から感謝申し上げます。

株式会社 藤蔵 代表取締役 永井文雄


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文藝春秋 2014年 09月号

古い雑誌ですが、この中の特別寄稿が読みたくて、Amazonで手に入れました。

ここに、ニューヨークタイムズの、日本とドイツ、二つの国の敗戦国への社説があり、どうしてもこれを読みたかったのです。

ドイツの敗戦に対しては、

『この優秀な民族は、ナチスによって道を誤ったが、その反省の上に立ち良き国をつくり直すだろう。われわれはそのために協力しよう』とありました。

日本の敗戦に対してはというと、

『この醜く危険な化け物は倒れはしたが、まだまだ生きている。我々は世界の安全のために、これから徹底してこの怪物を解体しなくてはならない』とあります。

下の挿絵と共に。

これは何を意味するのか?

この二つの論説の対比から伺えるものは何か?

簡単です。

歴然とした白人優越の世界観です。

とまれ。

ここでトインビーの話を付け加えますが、

日本人は歴史学者のトインビーが好きです。なぜなら「日本人の行った国家の近代化は、人類の歴史の中での奇跡だ。」などとほめそやすからです。しかし、こんな言葉に騙されてはいけないと思います。

前述の社説の意味するもの、それは近世というものを支配してきた、白人のエゴイズム、人種差別に他ならないのです。

現在の、中東の混乱、ウクライナ危機、頻発するテロ。

刻々と移り行く、現代の今日に続く歴史のうねりの中で、私たちは、日本は、毅然とした態度で世界と渡り歩かねばならないと思います。

これを読んで、読み重ね、

この国のほんの一部、ほんとうに、ほんとうに小さな藤蔵という会社が、如何にしてその目指す先を見失わないようにするか。

これを考える糧となった、文藝春秋 2014年 09月号でした。

TOZO 永井敏


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