以前にも書かせて頂きましたが、私の趣味にはスケールモデルの製作もあります。
❝Missing-Lynx❞という、全世界からスケールモデル作成についての情報交換のサイトがあり、そこで知り合いました、❝Mr. Tom Jett❞を紹介します。
探し回ってやっと手に入れた、タミヤの1/35の❝ルノーUEトラクター❞
このキットをドイツ軍が鹵獲(奪い取って。)、改造して観測用車両として運用したものとして完成させたいと考えました。
写真を基にCADで図面をおこし、プラ板で再現するつもりが、サードパーティから改造キットが出ていました。首長の双眼鏡とアンテナだけは自作かな。
残された写真は下の写真です。
ところが、肝心のルノーUEトラクター本体車輌の資料本が無い!
15年ほど前に他の車輌の同シリーズ本は買っておいたのですが、当時ルノーUEトラクターの良いキットが無く、マイナーなこの車両が今後まともなキットとして世に出ることはないと思い、これだけ買わないでおきました。ところがこれがタミヤから出るとは、予想しておりませんでした。
本の出版社、著者ともに消息不明。それはそうですよね、15年前も在庫限りと言われていた本ですし、今はネットでどんな画像も手に入る時代です。再販なんてされるはずがない。
でも、模型を作る側としては、その車輌のボルトやナット、リベットの数まで、しっかりリサーチして、天下のタミヤ模型でも省略せざるを得なかった部分を補い、完成させたいという思いがあります。そんなときはやはり資料本がものを言います。
この窮地を救ってくれたのが、Tomでした。彼はアメリカからエアメールでこの本を私に送ってくれました。それが縁で彼とはなんでも話せる親友となりました。(英語でのやり取りですから、ときどき真意が伝わるかな?と思うこともたまにあります。年末の大掃除を説明するのに苦労しました。)
届いた本は下の本です。大切にします。
また、ロシア人のヴァシリー ゴドノフも親友の一人です。彼の歴史研究については、本当に頭が下がります。
しかしロシア人の彼は今、もの言えぬ立場にあります。自国のウクライナ侵攻に対して言いたいことがあるのでしょう。でも私にそのことをメールすることが出来ません。そして、彼は察して欲しいとだけ書いてよこすだけです。
確かにスケールモデルというカテゴリーは、軍用の車輌や飛行機が多くあります。それだけで嫌悪感をお持ちになる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、平和な時代だからこそ、そんなことが趣味に出来ることの有難さ、これを私たちは痛感しています。
久しぶりにトムに連絡しようかな。
私は大勢で飲むお酒が多く、一人ではあまりたしなみません。
でも今夜は、アメリカのワイルドターキー、ロシアのスミノフ、それぞれお気に入りのショットグラスに指一本分だけ飲みましょうか。世界中の私の親友たちに幸多からんことを願って。
私はシングルモルト党ですが、バーボンもウォッカも好きです。残念ながらイギリス人の友人はいません。これから出会えるかな。(ボンドガールの Ana de Armas とかね。w)そのときには、グレンリベットですね。
と、お酒のお話で結びます。
TOZO 永井敏