専門家ほど未来を「予測できない!」

今、各局のニュース番組で「専門家」といわれる方々がTVに出演しています。

そう、新型コロナで。

ここで少し古いコラムですが、「専門家ほど未来を予測できない!」というものをご紹介致します。

アメリカのクオリティマガジン「The Atlantic」(オンライン版)の記事によれば、将来の世界の出来事を予測するのに最も適しているのは、あらゆる分野に“広く浅く”精通している“ゼネラリスト”であることが指摘されています。

【専門家】

その道の専門家は人々にとって、信頼の置ける人物ではあるものの、的を絞った専門知識を築き上げてきたことが逆に災いし、彼ら自身の世界観に閉じこもる傾向がある。よって将来についての予測はあまり正確ではないという。つまり、自他共に認めるこれまでの実績が“バイアス”と化してしまい、正確な予測の邪魔をしているのである。もちろん「明確なエビデンス(科学的根拠)も無しに、変なことも言えない。」、もあるでしょう。

【ゼネラリスト】

ゼネラリストの語源である「ゼネラル」とは、「全体的な、全般的な」と言う意味を持つ英単語です。つまり、ゼネラリストとは「広範囲にわたる知識を持つ人」のことを差し、ビジネスの場においては、総合職やプロデューサーなど、現場を広く見まわして、オールマイティに活躍できる人材や役職を指す言葉として使われています。(建築・土木の工事現場管理者は、この2つの要素を持ち合わせていなければならないと思いますが。)

そうなると・・・専門家がTVで話す意味はないのでは?

いずれにせよ、100%正確な未来なんて、誰にも予想は出来ないのだから。

その観点からいえば、「どちらかにコメントしてもらうなら、専門家よりゼネラリストに。」と、私ならなります。

とまれ、

「専門家」と言われる方々の、歯切れの悪いTVコメントに、最近辟易としている私が、好き勝手に書いておりますので、どうか「広い視野をお持ちの専門家」の方々もいらっしゃる訳ですから、お気を悪くしないで頂きたいと思います。

「こんなはずじゃなかったろ。」なんて、世界になりませんように。

希望的観測だって、ときにはいいじゃないか!ってね。

TOZO 永井敏


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