「フューリー」号と名付けられた戦車に乗り、300人の敵(ドイツ軍)を目前にして、たったの5人で戦う覚悟を決めた戦車兵チームの物語です。
主演はブラッド・ピット、『ドン・“ウォーダディー”・コリアー -車長』を演じています。
チームの一人に敬虔なクリスチャンの砲手、ボイド(通称”バイブル” )が迫りくる敵兵を待ち構えながら、聖書の御言葉を話します。
主は言われた。「わたしはだれをつかわそうか。だれが我々のために行くだろうか」。
その時わたしは言った、「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」。
最期の任務を完遂するために、ボイド(通称”バイブル” )が皆に、そして自分にいい聞かせる様に語ります。
これを聞いた車長のブラッド・ピットは、なんと『イザヤ書6章・・・』と、ボソッと口にします。彼もまたクリスチャンだったのですね。
これを聞いた、ボイド(通称”バイブル” )の笑顔。なんと意外だ!と、嬉しいという感情が入りまじった表情を浮かべます。
ブラッド・ピットは過酷な戦争の渦中、自分を押しころし、クリスチャンであることも皆には伏せていたのでしょう。ときには非情な上からの命令に従い、部下と自分を危険にさらさなければならない立場では、そうせざるを得なかったと読み取れます。
最期を悟ったブラッド・ピットは、『イザヤ書6章・・・』と・・・自分をさらけ出すのです。
私は聖書を軽々に書く立場にありません。ですがこのシーンが最も心に残りました。
誰かのための自己犠牲。私には出来るか?
私も歳を重ね、考えが変わってきたこと、それは自分でも分かります。
そのときがきたら「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」。
・・・と言えると断言できます。
TOZO 永井敏
*いつか書きたいと思っておりました内容ですが、今日は時間がありましたので書かせて頂きました。