アメリカのスリーピースバンド グリーン・デイの8thアルバム「21st Century Breakdown」に収録されている曲です。
タイトルの「21guns」とは、21 gun salute とも呼ばれる軍隊の礼砲を指しています。
これは、空の発砲をする事で「敵意を持っていないこと。」を示す海軍に由来し、現在では要人の式典などで行われています。
グリーン・デイは特に政治色の濃い曲を書きますが、これはその最たるものといえるでしょう。
中東の戦争で命を落とす若い兵士に、「何のために戦っているんだ?」「武器を捨てろと。」と歌っています。 You’re in ruins : 「お前は廃墟だ」とも。
もしかすると、2009年に任期を終えたジョージ・W・ブッシュへの当てつけで、退任万歳といっているのかもですね。
今、彼らグリーン・デイは、この閉塞感いっぱいの世界の現状をどう思っているのでしょか?
きっと憤慨していることでしょう。
きっと彼らの優しさからの祈りのなか、 彼らなりの解釈で希望の歌を作ってくれるでしょう 。(もう、自宅でレコーディングしたものを配信していますね。さすがです。)
これだけ打ち込まれる銃弾の中、愛し合う二人は真っすぐに相手に寄り添い、そして抱きしめ合います。
そこに恐怖の表情はありません。
愛し合う二人には、一発の銃弾もあたりませんね。
この意味、解りますか?
TOZO 永井敏