THE YELLOW MONKEY – BURN
数ある彼らの名曲のなかで、「BURN」は今から22年前の1997年にリリースされました。
吉井ならではの視点で、強く生きる女性の姿を歌っています。
この曲の中で、物騒ですが「殺したくて・・・。」というフレーズがあります。それも「あの日」とか、日時に対してそう表現しているのです。
並みの表現であれば、「忘れる。」、「消し去る。」となるのでしょうが、この曲の主人公は、それでは物足りなかったのでしょう。だから「あの日を殺したくて。」となるのです。
また、悲しみの感情を消し去るのはなかなか難しく、それはひとそれぞれ。だから、悲しみの感情を、「失くした。」、のではなく「無くした。」、と表現しているのでしょう。
それでも痛みの感情から、前を向いて行こうとする姿勢に救われます。
「やわらかな思い出は心にしまって。」、からサビの「BURN」燃えているに続きます。
私がこの曲を聴こうと思うとき、といえば・・・。
それは何かを忘れたい、とかではなく、前向きに自分を奮い立たせたい、そのときです。
TOZO 永井敏