N様邸 地鎮祭

8月10日吉日、N様邸新築工事の地鎮祭、並びに起工式を、無事むかえることができました。まことにおめでとうございます。

敷地を清め祓って、永遠の加護と工事の安全成就を祈願させて頂くと同時に、N様ご一家の、益々のご繁栄を祈念させて頂きました。

施工においての丁寧な手仕事はもとより、設計監理におきましても、最良の品質を目指し、それぞれのポジションが一つのベクトルのもと、一致団結し完工お引渡しまで、更には将来的なメンテナンスを含めまして、末永いおつきあいを願うばかりでございます。

近隣の皆様おかれましては、しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、何卒御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

施工チーム


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株式会社 藤蔵ホーム(燕市・木造新築住宅・工務店)

おもちゃ箱

私のタックルケース(おもちゃ箱)です。(20年くらい洗っていません。げん担ぎに。)

ルアーでの渓流釣りに使います。ごちゃごちゃです。

20年前、ある渓流でヤマメと遊んでいるとき、私の後ろを、やはりルアータックルを持った少年(小学生高学年くらい)が、私のまねをしながら釣り上がってくるのに気が付きました。

私は足を止め、少年を待ちました。そして少ない言葉数のなかで、彼にキャスティングと、川のどのあたりに魚がいて、どうルアーを泳がせたらよいかを、彼の自尊心を傷つけないよう注意しながら、教えてあげたのを覚えています。

何回かのキャスティングののち、かけたんですね。イワナでした。ところがハリが外れて逃がしてしまいました。私はなぜか急に彼がかわいそうになって、「君のタックルケースを見せてくれないか?」といました。彼は恥ずかしそうにそれを開きました。見せてもらうと、残念ながら針先は折れ、ルアーの軸も真っすぐではないルアーばかりでした。

私は自分の少年時代を思い出しました。自分のお小遣いで買った安い道具で、大人のまねをしていたなぁと。

彼にひとしきり道具の管理方法と、ハリの付け替え方を教え、ついでには糸の結び方まで教え、最後に、私の当時最も気に入っていたルアーを3つあげました。

「3つ上げる理由は、もし川底に引っかかったら、危ないから無理に取ろうとして、深みにはまらないように。そしてその場合は魚の勝ちだから、諦めなさい。」、そういうと彼は黙ってうなずきました。

ルアーをチェンジし再開すると、なんと一発でヒット。24㎝ほどのイワナが彼のビクに収まりました。「お兄さん、(当時はお兄さんでしたね。)ありがとう。大事にするね。」。私は彼と少年時代の自分を重ねていたのです。夏の暑さの中、あるいは昔の自分に会えたのかともと、いまとなってはそんなふうに思える、ところどころ曖昧な記憶です。

彼にあげたのが、下のブレットン。(フランス製です。当時はまだ、ルアーは輸入品がほとんどでした。もともと欧米の釣法ですから。)

上が、現代の最新鋭ルアーARSスピナーです。着水と同時にリールを巻くと、すぐに回転してくれる優れものです。

その後、私はブレットンの彼に釣り場を譲り、水位が上がって木の葉が流れて来出したら、危ないから絶対にすぐに川から上がるように伝えると、彼と別れました。

自分で釣るよりも楽しかった、夏の日の思い出です。

TOZO S


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H様邸 進捗状況 天窓

建物を長持ちさせる、永く住み継ぐ方法はいくつかあります。

その中でも通風は特に欠かせません。例えばよく、一時的でも人の住まなくなった建物は傷みやすい。とよく言われます。これは窓を開けないための、通風不足が原因の一つです。(もっとも、窓という開口部からの風通しだけでなく、外壁の中空層から屋根・軒天に、自然に風を通す設計は必須ですが。)

H様邸:玄関吹き抜け部の採光兼通風窓

H様邸新築工事の設計におかれましては、玄関ホールの吹き抜けに、電動の採光兼通風窓を設けております。外観においてもよいアクセントとなるよう、計画させて頂きました。

この窓の下に、ステンドグラスやその他魅力的なアイデア・ギミックが計画されております。お施主様以上に、設計者が興奮しています。

興奮し過ぎてミスしないように気を付けねば!

設計チーム


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機能美 アブ・ガルシア

私の宝物の道具一つ、リールの話です。

左は一番のお気に入り、カーディナル33。右はカーディナルC3。

皆さんはアブ・ガルシアという会社をご存知でしょうか?釣り好きの方なら当然ご存知のはずですね。なんと1921年にスウェーデンのスヴェングスタ(どこですか?そこ。)というところで創業。創業当初は懐中時計を作っていたそうで、エンブレムはなんとスウェーデン王室御用達のマークです。(別にブランド好きではありませんが。)

C3は往年の名作33のカラーを引き継ぎながらも、現代的な形をしています。使い勝手も33よりC3が上です。サイレントなC3に比べ、33はベアリングの音が手に響きます。

・・・なのですが、ほとんどC3は使いません。33をオーバーホールに出しているときとかに、中継ぎのように使う程度です。

使いにくいリールを、わざわざなぜ使うのか?

それはやはり機能美にあります。シンプルで無骨でチープな感じですが、ムダが全くないところがよいのです。

ただ釣れればよいのではなく、自分と気の合う道具と至福の時を過ごすことがうれしいのです。

そう考えると、デザインとはなんと奥が深いものなのでしょう。私もこんな名作をと、日々苦悩し、奮闘しております。もちろん好きなことですから、楽しみながらですが。

それにしても、釣りに行く時間が全然ないなぁ・・・。

TOZO S


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