組織のなかで、イエスマンになることは簡単なことです。逆に上に苦言を呈することはとても難しいことです。ですが、組織のためを思えば、上に疎んじられようが、部下から嫌われ者になろうが、そういう人物がいればこそ、結果その組織は本当に強い集団になると信じます。
新選組「鬼の副長」といわれた土方歳三は、皆さんご存知と思います。
組織の№2が行わなければいけないことを、私に教えてくれた人物であり、最も尊敬する人物の一人です。
負け戦を、最後まで闘った孤高の人物。
最後まで諦めずに闘うことの難しさ、これは孤高に生きることができる人のみが成しえることだと思います。人間は最後は一人です。ですがこれから書くことが出来るのであれば、それは難しいことではないと思います。
「終(つい)の場所」
その鬼の副長も、箱館にたどりついた時には「温和であり、部下に母のように慕われていた。」と言われています。それらは年齢を経たというところもあると思いますが、もはや勝目の薄い戦局の中、「自分の死に場所を見つけた。」、という悟りに近い気持ちがあったのだと思います。そこにはもう、怖いものなどなかったことでしょう。
私にも、「自分の死に場所を見つけた。」と言えるほどのものが見つかるでしょうか?
もう見つけています。
孤高に生きる覚悟とともに。
TOZO S