古い二宮清純氏のコラムに、印象に残る言葉を思い出しました。
孤独なマウンド
ピッチャーとは孤独な生き物である。小高いマウンドに上がれば、もう誰も助けてはくれない。つまりピッチャーが成功する条件、それは孤独に耐えられるか否かだと言っても過言ではない。
設計者をピッチャーであるとまでは言いませんが、(そんなこと言ったら、諸先輩に叱られますね。)でも孤独さから言えば、近しいものがあると感じるときがあります。
昼間は現場が動き、お客様とは打合せをし、どうしても作図は深夜になることはしばしばです。そんな時は誰にも相談できない。以前書いた『引き出しになってくれる味方』もいません。それでも朝までには仕上げなければなりません。
こう表現すると、如何にも偉そうだと勘違いされそうですが、言いたいことは違います。この孤独の時間をいかに大事にし、自分と自分が目指しているものを見つめなおす時間だと言いたいのです。
朝になれば仲間に相談もできます。ですがそれまでは孤独です。でも孤独ではありますが、けして孤立ではなく、私が一人で戦い考える、大切な時間なのです。
(ちょつぴり疲れて、少し偉そうなことを書きすぎました。何卒、ご容赦を。)
TOZO S