デザインの加法減法 出会いと決別

デザインの手法として、加法と減法があります。

当然、弊社設計においても、デザインの進め方としては、ある程度までは加法を用い、その後減法によりシェイプすることを基本としております。そのプロセスをお施主様にご説明し、プレゼンにおいて、どういう経緯でこの色・形となったのかをご説明差し上げるように致しております。これを以て、ご納得して頂こうという考えです。

不要なものが見えてきて、それを取り除く作業は、「出会いと決別」にも似ていて、それは施工にも繋がります。

例えば、弊社の現在までに至る協力業者様におかれましても、その信頼関係は一朝一夕で出来上がったものではなく、出会いと決別(これはとても残念ですが。)を繰り返しながら、最良のパートナーとしてお互いを高め合い、現在において、よいお仕事をさせて頂いておると自負しております。よい仕事をするためには、どうしても必要なことだと思います。

ある小説の一節に、こんな言葉があります。

「旭日東天(きょくじつとうてん)に朝(ちょう)する時、すなわち名誉ある連隊旗が赫々(かくかく)として敵塁に翻(ひるがえ)る時を祝(しゅく)す!
ここに謹んで告別の敬意を表(ひょう)す!」

ある戦いの場での、敵陣に飛び込む前に、自分の決意とその集団を鼓舞する言葉です。

目指す場所に、自分たちの旗を掲げるという目的のためには、その仲間たちとの告別に敬意を表し(決別を覚悟のうえで。)、それを遂行する必要があるということです。

これらは、TOZOのデザインや施工の品質確保、更には私自信の理念として、必要不可欠な事柄といえます。

TOZO S


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株式会社 藤蔵ホーム(燕市・木造新築住宅・工務店)

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